東京コクーンって?
『東京コクーン』は東京郊外小平市にある、女性のためのシェアスペースです。
オーナーの浅川さんの、両親が営んでいた学生用アパートの3部屋をリフォームしてスタートされました。
「コクーン」の意味は繭、静かに密かに成長し、羽を広げて飛び立つための秘密基地をイメージしています。
東京コクーン オーナー:浅川正子さん(Doタンク!ラボ1期生)
店舗企画、マーケティングの仕事に長年携わり、消費者マインドに沿った販売企画、ライティングを得意とする。
2013年両親のサポートのため実家のある小平市に転居。
2015年実家をリフォームし、女性のためのシェアスペース【東京コクーン】をオープン。
「女性が生き生き暮らす街が一番の地域活性」をスローガンに、住み慣れた町からさまざまな試みを発信中。
こんなところ
東京都小平市、西武国分寺線、鷹の台駅から歩くこと10分。
田畑のある閑静な住宅街に東京コクーンはあります。
もともとは両親が営んでいた学生用アパートだったそう。
断捨離とリフォームでここまできれいに・・!
オーナーの浅川さんにお話しを伺いました。
浅川さんとマイスタイルの出会いは2013年に開催した「ジブンの仕事・構想塾」。
ご実家の都合で小平に戻られて、まだ数か月の頃でした。
「当時から家を活用した場づくりの構想はあったんですか?」
浅川さん:
「当時は、家の維持の課題があったので、家を売って、マンションを購入することも考えました。
しかし、小さい頃から転勤が多く、父が40後半でやっと購入した持家を売るのも忍びなく、どうしようか、という感じでした。」
「それでは、この場所をつくるきっかけは何だったのでしょうか?」
浅川さん:
「2013年の「ジブンの仕事・構想塾」への参加をきっかけに、
この場所で、自分がやってきたことを活かす方法はないか、と考えはじめました。」
「そして、去年の夏に家を片付けはじめ、秋から場づくりがスタートし、今年の3月に完成しました。」
「少し踏み込んだことをお聞きして、実際のところ、オープンの費用はどのくらい掛かったのでしょうか?」
浅川さん:
「改装、空調設備、webサイトの立ち上げ等、もろもろで110万円ほどですね。」
「小平市の店舗改修補助を活用させていただいたので、-40万円で実質は70万円といったところでしょうか。」
「実際にオープンしてみてどうですか?」
浅川さん:
「もともと百貨店のMDやディスプレイの仕事をしていたこともあって、なんとなく自分のお店を持ったような気持ちですね。」
「まずは、自分が楽しみながら、この場所をどう使っていけるのかということを実験しながら発信していきたいと思います。」
「オープン後の周囲の反応はどうでしたか?」
浅川さん:
「ひとつに、家族のことですが、姉がすごく喜んでくれました。
思い出のある家が、人に来てもらえる場として生まれ変わったことは、自分でも良かったな、と思います。」
「今後の展開や、展望はありますか?」
浅川さん:
「この場所を活用した地域の仕事と、今も継続している都心での仕事のそれぞれが両立できればいいな、と思っています。」
「もともと、持家を活用していて賃料が発生しないので、通常の店舗に比べると維持にかかる経費も少なくて済むので、
まずはガッツリ稼ぐぞ!というよりは自分の活動の幅を広げるための拠点として、イベントなどを開催しながら、この場所の
可能性を探っていきたいと思います。」
編集後記
維持に困っていて、一時は売却も考えていた持家を改装し、シェアスペースをオープンされた浅川さん。
構想から立ち上げまでのスピード感にはびっくりです。
思い立ったらやってみる!そこから見えてくることもあるのかもしれません。
浅川さんと東京コクーンの実践と実験は続きます。